うつ病の診断基準

うつ病の診断基準 うつ病の診断基準はいくつかあります。
米国精神医学会が発表しているDSMという精神障害の分類と統計の手引と世界保健機関 (WHO)が発表しているICDという疾病及び関連保健問題の国際統計分類が主に使われています。
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主に、最近2週間の状態を段階に分けて回答し、診断の基準にします。
また、医師の判断基準が難しく、個別に違う判断が下される場合があります。
うつ病の診断は症状からすることが多く、症状の訴えは個人差が大きいため、判断が難しいのです。
うつ病の診断には、セカンドオピニオンが必要とも言われています。

また、QIDS -Jという簡易抑うつ症状尺度を用いる事もあります。
これは、アメリカ精神医学会の診断基準DSM-IVの大うつ病性障害の診断基準に準じています。
簡単なチェック式のもので、簡易版となります。

最近では、脳波の血流変化を測定することによるうつ病の診察も行われています。
画像化と数値化で分かりやすく診断をする方法が開発されてきています。
これは、従来の自己申告的な診断とは違い、物理的な結果が伴ないますので根拠がはっきりとしています。

うつ病の診断が難しいのは、うつ病のメカニズムがまだ完全には解明されていないからです。
脳内神経伝達物質のバランスが崩れることによってうつ病の症状が出ると考えられています。
仮説の状態で症状からの判断になってしまっているのが現状です。

また、うつ病の中でも、躁うつ病や非定型うつ病などの種類がありますので、判断が難しい場合もあります。
他の精神疾患との兼ね合いも考慮して診断を行わなければいけません。
そういった意味では、身体的疾患と比べると診断が難しいのがうつ病です。



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